臨床神経生理学は、脳から脊髄、末梢神経や筋に至る広い範囲においてその病態、神経や筋の活動を電気現象としてとらえ、得られた治験を診断や障害の客観的評価、あるいは病態の解明により治療などへ応用することを目的とした学問です。
本研究会は全国の臨床検査技師を対象として活動の域を拡大し、1995年に設立準備、1996年5月に第1回学術講演および総会を開催し、名称を日本神経生理検査研究会（JSGN）といたしました。その後、日本医学検査学会の開催に合わせて、全国学術講演会を開催し、地区ごとの研究会も開始いたしました。現在では、単体で全国研修会や各支部（北海道、東北、関東甲信越、中部、近畿、中国四国、九州沖縄の７支部）も充実した研究会を定期的に開催しており、多くの会員のご支援を頂いております。
2002年5月より、団体としての会則制定や組織整備により、日本臨床衛生検査技師会生涯教育研修制度認定団体として登録されました。同年、全国の会員間における円滑な情報交換を目的とした神経生理メーリングリスト（nerve@umin.ac.jp）を開設しました。また、2006年から臨床神経生理学会認定制度の生涯教育における関連団体としても登録され、多くの会員が参加しております。
今後も、これから始める技師、経験を
積んだ技師とのフレンドリーなふれあいの
中で、神経生理学の知識と技術の向上
を目的に充実した活動の展開に努めて、
後輩へとつないでいきたいと思っております。
令和元年（2019） ９月
日本神経生理検査研究会
会長 石郷 景子
